赤ちゃんの匂い

Rika Sawayanagi

いちばん、悲しかったこと。

 

それは、自分を守ってあげられなかった、こと。

自分を信じて、あげられなかったこと。

 

人からの否定のことばを、受け取ってしまったこと、だった。

 

 

 

傷ついた。

 

それはね、一年後くらに、わかったことなのだけど。

 

 

好きじゃない人に、体を預けてしまった。

 

全部した、わけじゃない。

 

 

でも、その人が、かわいそうに思えて。

私ができるなにかを、してあげなきゃいけないような、気がして。ゆるした

 

 

途中から、なんだかむなしくなった。

 

 

誰にもいえなかった、ながらく。

 

相手の人の、立場もあったし。

相談できる、相手もいなかった。

 

 

自分が傷ついてるとも知らず、知らずにすり減るなにかを感じながら、

その他のストレスを抱えながら、気づけば過食に走っていた。

 

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一年ほどたって、ある時、人に話した。

 

気づけば、自分のことを話したり、自分の素を話すことがこわくなっていた。

それほど、あの時のことが、尾を引いていると思わなかった。

 

 

意固地になって、自分を守ろうとする。

自分のこころに、従おうとする。

 

それはあの時、自分を偽って、ひどく傷ついた私がいたからだった。

 

 

それに気が付いたとき、知らずに涙があふれていた。

 

ああ、あの時、傷ついてたんだなあ、わたし。

 

ごめんね、わたし。

 

 

あの時、思った。

その時、思った。

 

権力・力・地位

それらに引っ張られて

 

なにか“正しそうな”、“答えをくれそうな”人についていったって、だめ。

その人にぜんぶを預けちゃ、だめ。

 

今から思えば、いろいろおかしいしね。

 

 

自分を守れるのは、じぶんしかいない。

自分の人生の責任をとれるのは、自分しかいないし

 

結局ぜんぶ、自分できめるしかない。

 

 

こうかいしたくないなら、

誰かに羅針盤を預けちゃだめだ。

 

 

自分のこころに、従うんだ。

 

 

 

 

あの時の経験があったから、わたしは

自分の違和感を大切にするようになったし

“自分で決める”ことを覚えた。

 

 

 

ごめんね、あの頃のわたし。

 

もう二度と、しないから、

 

私が絶対に、守ってあげるからね。

 

 

 

あの日の、約束。

 

 

 

誰にも、羅針盤をあずけないで。

 

針路を決めるのは、この私。

 

 

 

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家の庭で